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【大学受験】受験生は夏休みで差をつける!やっておくべきこと・勉強方法を紹介

  • 2024.03.04
  • その他

大学受験は夏休みで勝負が決まるといっても大げさではありません。夏休み期間中は学校が休みになり、受験生によって勉強時間に差が出るため、ライバルに差をつけるチャンスでもあります。そこで夏休みの勉強の重要性や勉強方法について詳しく紹介します。

受験生にとって夏休みが重要といわれる理由

受験生にとって夏休みが重要といわれる理由の一つに、自由に好きな科目を勉強できるメリットが挙げられます。学校があると授業の宿題や新しい授業の予習に追われ、大学受験の勉強に力を注ぐことができません。しかし、夏休みは基本的には学校が休みになるため、ご自身の苦手とする教科や単元を集中的に勉強できるため、模試の点数も上がりやすいです。
また高校3年生の夏休みが終わるまでには、基礎問題を完璧にしておく必要があります。夏休みが終わると受験まで時間はあまりないため、演習問題や過去問を重点的に行わなければいけません。夏休み中に自分で勉強したり、予備校の夏期講習に通ったりしてライバルと差をつけるとよいでしょう。
レベルの高い大学を目指すならば、高校1年生の夏休みから大学受験の意識をもって生活しましょう。部活動で忙しい方もいますが、高校1年生の夏休みの過ごし方でレベルの高い大学にいけるか決まります。大学受験は、高校1年生で習う基礎学力がとても重要なため、1年生の段階でつまずいてしまうとなかなか大学受験の勉強を進められません。1年生、2年生の夏休みを活かして、学校で習った授業でわからないところをなくしましょう。

大学受験に必要な夏休みの1日あたりの勉強時間

夏休みにどれだけ勉強時間を確保したかによって、希望大学に進学できるかが変わります。高校1年生の場合は、1日3~4時間を目安に勉強しましょう。まだ進路が決まっていない方は、学校の夏休みの宿題や学校の授業の復習を行ってください。基礎的問題がすべて理解できている方は、夏休み以降に習う学習を予習しておくのがおすすめです。
高校2年生の夏休みの勉強時間は、4~6時間毎日勉強するのが望ましいです。高校2年生では、部活動も精力的に活動する方も多いため、勉強との両立はなかなか難しいでしょう。したがって、部活動が休みの日に少し多めに勉強する方法がおすすめです。高校2年生の夏休みの勉強の目的は、長時間勉強できる習慣を身につけることです。部活動だけでなく勉強も計画的にすることで、夏休みの時間を有意義に過ごせます。
高校3年生の夏休みの勉強時間は、8~10時間を目安に頑張りましょう。今まで長時間の勉強をしたことがない方が、いきなり10時間の勉強をしても持続しません。長時間勉強するにはそれまでに勉強を積み重ねておく必要があり、夏休みから頑張ろうと思ってもできないため、スケジュールなどを組んで計画的に進めてください。
高校3年生の夏休みは、ただ勉強時間を確保するだけではいけません。ご自身の実力を把握し、夏休み期間中終わりまでには、志望校を決めておくのが望ましいです。

受験生が夏休みにやっておくべき4つのこと

受験生が夏休みに勉強時間を確保すべき理由について解説しましたが、ここからはどのようなことを勉強すべきか具体的に紹介します。下記を参考にして夏休みの勉強を進めましょう。

1.受験科目の復習・基礎を固める

受験科目の復習や基礎を固めましょう。夏休み中は、それまで習った基礎問題を理解しておく必要があり、わからないまま放置すると演習や過去問を行っても理解が進みません。とくに高校3年生の方は、夏休み以降は過去問を実施する機会が増えるため、夏休み中までにはすべての単元の基礎問題は終わらせておきましょう。
基礎問題を完璧に覚えるためには、毎日継続的に勉強する必要があります。夏休みの長い期間をだらだら勉強してしまうと、集中力が身につかずに時間だけが過ぎていきます。計画的にどの単元を勉強するのかを分析し、ご自身で計画を立てる必要があります。もしご自身で計画的に勉強を進められない方は、夏休み中だけでも塾や予備校に通って勉強する環境を整えましょう。

2.苦手科目を克服する

基礎科目に加えて苦手科目を重点的に勉強しましょう。夏休み期間は学校の授業も進まないため、今まで理解できていない部分を復習するのにとてもよい時間です。学校の授業が進んでいると、なかなか復習する時間を確保できないため、苦手な単元を克服できていない方が多いです。
夏休み期間中は、苦手科目の勉強時間を増やしてください。苦手科目の勉強時間を増やすことで、今まで触れられなかった基礎問題にも触れられます。多くの問題を解いていくと、今までわからなかった問題もわかるようになり、苦手科目が克服できるかもしれません。夏休み期間の勉強時間を確保せず学校が始まってしまうと、そのまま苦手科目を克服できずに進んでしまいます。

3.2学期以降の予習をする

基礎問題や苦手科目を克服した方は、2学期以降の勉強を進めましょう。2学期以降の勉強を進めることで、そのまま大学受験の勉強につながります。高校3年生の場合は、夏休み以降の問題も2次試験に出題されることもあるため、夏休み中に2学期以降の勉強を進めるのが望ましいです。
しかし学校によっては、高校3年生の2学期以降の問題を出題しない大学もあるため、あらかじめ試験科目を確認してください。レベルの高い大学を目指す場合は、夏休み中に高校3年生の勉強をすべて終わらせるのが理想です。秋からは志望大学の試験対策をメインに行っていく必要があるため、前もって予習を行うのが望ましいです。

4.共通テスト対策・志望校の出題傾向を把握する

夏休み期間中に共通テスト対策と志望校の出題傾向を確認しましょう。大学によって問題のレベルが異なるため、志望校がどのような問題を出題するかを知っておくのは重要です。志望校の大学の問題を知っておかないと、基礎問題だけでは対応しきれない可能性があります。過去問や共通対策試験の問題に目を通しておくのが望ましいです。
しかし、高校1、2年生のときには過去問を解く必要はありません。まずはどのようなレベル感で問題が出題されるか把握するのが重要なため、確認程度で問題ありません。高校1、2年生の場合は、問題を解くよりも基礎学力を身に着けることが最優先です。

夏休みの受験勉強を成功させるためのポイント

夏休みの勉強を進める場合、やみくもに勉強しても効率的に勉強を進められません。夏休みには時間がたくさんあるため、計画をきっちり立てて無理のない範囲で勉強を進める必要があります。ここでは夏休みの勉強を成功させるポイントについて紹介します。

勉強計画をしっかり立てる

まずは勉強計画をきっちり立てましょう。ご自身の理解度に応じて計画を立てる必要があるため、週単位や時間単位で細かく計画するのが望ましいです。具体的にどのような順序で計画を立てるべきか確認してください。

1.夏休み全体の学習目標を立てる

夏休みの40日間の目標を立ててください。達成目標を初めに決めておくことで、モチベーション維持につながります。また全体の目標を立てると、目標を達成するための行動を考えていけるため、先にご自身の達成目標を考えましょう。
全体の目標を立てるうえで重要なのは、具体性を持って目標を定めることです。「数学の問題を頑張る」だけでは漠然としており、何を頑張ればいいかわかりません。具体的に目標を立てるためには、「三角関数の基礎演習を2周以上する」や「英語の単語帳全部覚える」など具体的に考える必要があります。ご自身に必要な単元を分析してから計画を立ててください。

2.週単位の計画を立てる

勉強計画を立てるには、週単位での計画が望ましいです。夏休み期間中の勉強内容をすべて同じにすると、理解度に応じて勉強を進められないため効率的ではありません。毎日勉強していると理解が進み、勉強すべき優先順位が変わります。したがって、日曜日の夜に1週間分の計画を立てることが望ましく、ご自身の理解度に応じて勉強計画を立ててください。
1週間分の計画を立てても、理解度が進んでいると感じたら計画を変更しても構いません。苦手科目だけでなく、全体的に勉強を進めましょう。

3.具体的な学習内容を決める

具体的な内容を計画の中に記入しましょう。教科ごとの計画だけでなく、教科のどの内容を勉強するか具体的に計画する必要があります。勉強を進めているうちに、その単元が理解できていると思ったら計画を変更しても構いません。あくまでも計画であるため、ご自身の理解度に応じて柔軟に計画を変更するのが望ましいです。

4.毎日の進捗を確認する

毎日の進捗を確認しながら進めてください。1日の終わりにどのくらい理解できたか振り返ることが重要で、進捗状況を常に確認すると次に何を勉強するとよいか計画を立てられます。苦手な科目を勉強していると、なかなか勉強が進まないことがありますが、とくに心配する必要はありません。他の教科との勉強のバランスを変えて、基礎学力が身につくことを優先して勉強を進めてください。
日々の学習の中で、基礎問題が理解できているかの確認も重要です。基礎問題の演習を飛ばしてしまうと、ずっと苦手科目は苦手なままの状態になります。ご自身で勉強してもわからない場合は、友達や先輩に教えてもらうか、夏休み期間中だけでも塾や予備校に通う選択がよいでしょう。夏休み中に基礎学力を身につけるように計画的に勉強を進めてください。

集中できる環境を整える

夏休み期間中は、集中できる環境を整えることも重要です。とくに兄弟がいる方は、自宅では騒がしくて勉強できないことも考えられるため、図書館やカフェで勉強するのがおすすめです。図書館は勉強する方がたくさんいるため、勉強のモチベーションも上がり集中力が増すでしょう。
自宅で勉強してしまうと他の誘惑に負けてしまう可能性があります。漫画を読んだり、スマートフォンを触ったり、テレビをつけたりするため、何も誘惑のない図書館で勉強する習慣を身につけると効率的に勉強を進められます。

毎日の生活リズムを整える

毎日の生活リズムを整えることも重要です。夏休み期間中は、睡眠時間や起床時間がバラバラになる場合が多いため、毎日規則正しく同じ時間に起床するのが望ましいです。学校がないからといって夜更かしすると、次の日の集中力が維持できずに勉強をしないまま1日が終わることもあります。
寝る時間だけでなく食べるものも気をつけなければいけません。朝昼晩と健康なものを食べることで、脳の集中力が持続されます。夜遅くにカップラーメンなどを食べてしまうと、睡眠の質が下がり翌日の勉強に影響がでます。睡眠や食べ物に気を付けて、適度な運動をして健康的な生活を心がけましょう。

無理な計画は立てない

現実的ではない無理な計画は立ててはいけません。あまりにも勉強計画を詰め込みすぎると、達成できなかった時にモチベーションが下がります。今まで長い時間勉強してこなかった方が、いきなり10時間を毎日勉強し続けるのはなかなかハードルが高いです。徐々に自分の勉強できる体制を作っていき、計画的に勉強を進めましょう。
また苦手な単元を克服できない場合もそれほど焦る必要はありません。夏休み期間は長いため、コツコツ計画的に勉強を進めていくと、苦手な単元も必ず克服できます。得意分野の勉強は後回しにして、苦手分野を克服するのを優先的に進める方法もあります。ご自身の理解度に応じて勉強を進めてください。

リフレッシュできる時間をつくる

勉強時間を詰め込みすぎるとストレスでモチベーションが下がるため、勉強計画の中にもリフレッシュする時間を入れておくのが望ましいです。運動やストレッチなど軽く体を動かす時間を確保するのがおすすめです。少し体を動かすことで体全体に血流がまわり集中力が上がります。
勉強していると体が固まり運動不足になります。運動不足になると夜寝る睡眠の質も低下するため、定期的に軽いジョギングなどを行って体を少し疲れさせるのも重要です。図書館や学校からの帰り道はジョギングで帰ったりする方法もおすすめです。

夏期講習に参加する

ご自身で計画的に勉強を進められない場合は、予備校や学習塾の夏期講習に参加する方法もあります。自分一人で勉強を進めるとモチベーションを維持できなかったり、わからないところを放置したりと思うように勉強を進められない場合があります。普段予備校に通っていない方でも、夏休み期間中だけ夏期講習に通うと勉強する環境を整えられるため、効率的に苦手科目を克服できます。
また勉強の理解が進むだけでなく、ライバルとなる受験生が近くにいるため勉強のやる気が上がります。勉強しないとライバルに差をつけられると日々感じるため、自然と勉強しなければいけない環境で勉強できます。勉強内容がわからなかったり、モチベーションを維持できなかったりする方は、夏休み中だけでも夏期講習に通いましょう。

【科目別】夏休みの受験勉強のやり方とポイント

ここからは夏休み中に行う科目別の勉強ポイントについて紹介します。具体的にどのような点に注意して夏休み中に勉強すべきか確認してください。

数学

基礎問題は完璧に解けるようにしましょう。学校で習った内容や公式は確実に覚え、間違った問題は何度も解き直して理解する必要があります。夏休み中までに基礎問題を理解しておかないと、夏休み以降の授業についていけない可能性があるため、学校の教科書レベルの問題はすべて理解するように心がけてください。

国語

最低でも1日1題は読解問題を解きましょう。読解問題は、勉強をしても急に理解できるようになるわけではないため、いろんな問題に触れてなぜ間違ったかを分析する必要があります。夏休み中は解く時間を意識する必要はなく、じっくり読みこんで問題を解いていけば問題ありません。1問ずつ丁寧に問題を解いて、間違った部分の分析を行いましょう。

英語

夏休み中の英語の勉強は、単語の語彙アップを意識してください。夏休みの長い期間を活かし今まで知らなかった単語を覚えると、長文読解のときに理解が進みます。移動時間などの隙間時間でも英単語は覚えられるため、学校に通学する際やお出かけする際も単語を覚えるようにすると、効率的に覚えられます。
また長文読解にもたくさんチャレンジしてください。英語の勉強は、単語を覚えるだけでは文章問題は解けないため、コツコツ文章問題を解いていく必要があります。夏休み中の勉強は単語と文法、長文読解などを全体的に進めるのがおすすめです。

理科

計算問題が必要な物理や化学は、数学と同様に基礎的な問題はすべて理解するようにしましょう。大学受験は、学校の教科書の基礎問題をベースに作成されるため、夏休み中に基礎問題レベルは理解しておく必要があります。生物や地学を専攻している方も習った部分の単元をきちんと勉強して、夏休み以降の授業についていける状態にしましょう。

地歴公民

歴史では、年号だけでなく全体の流れを理解して覚えましょう。ただ年号を覚えるだけだと、全体の出来事の流れをつかむことができないため、出来事と出来事の関連性で覚えるのがおすすめです。なぜそのような出来事が起こったのか原因を常に考えてください。
また現代社会では、日ごろのニュースをチェックすることも重要です。ニュースをチェックすることで時事問題に関心をもち、現代社会の勉強のモチベーションを上げられます。ニュースで見た単元の勉強を進めると、実際の状況と照らし合わせて勉強できるため、現代社会の問題が記憶に残りやすいです。

推薦入試や総合型選抜を考えている場合

推薦入試を控えている方は、志望動機や自己PRを夏休み中に考えましょう。夏休み中に志望動機や自己PRを作成しなければいけない場合は、ゆっくり時間をかけて提出書類を書いていけば問題ありません。推薦入試であっても志望動機や自己PRの提出物は、大学入学に大きくかかわる提出物であるため、先生と相談しながら書いていくことをおすすめします。
学校によっては、夏休み期間中でも志望動機の添削を行ってくれる高校もあります。もし学校の先生が志望動機の添削を行ってくれる場合は、必ず添削して確認してもらいましょう。

医療系学部を志望している場合

医療系の学部は、小論文や面接が必要な大学も多いため、どのような内容を聞かれたりするか確認しましょう。本格的に小論文対策や面接練習を夏休み中に行う必要はありませんが、試験が近づくと面接などの対策も行わなければいけないため、ある程度頭の中には入れておく必要があります。

まとめ

夏休みの勉強方法や勉強時間ついて解説しました。夏休みの長い期間を上手く活かすことができると、ライバルと大きく差をつけられます。夏休み期間中は部活動をしたり、旅行にでかけたりと勉強以外の予定がたくさんある方もいます。勉強計画を考えて効率的に勉強を進めると、他の予定があっても上手く勉強を進められるでしょう。上記の内容を参考にして、夏休みに追い込みをかけましょう。

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